2010年05月10日

LAST SAMURAIの同窓会

つい先日、LAST SAMURAIの同窓会をやりました。監督のEdward Zwick (UPS ACADEMYの名誉監督)Marshal Herskovitz (Producer),
そして、 渡辺謙さん、真田広之さん、小雪さんが本当にたまたまロスにいたので、この会を開きました。もう5年以上たっているのが信じられず、皆さんも大変楽しんで、素晴らしい夜でした。やはり皆の中では本当に人生を変えたような映画でしたね。唯一、トムだけがいなかったのが残念でした。
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2010年04月19日

ロスで感じること

今回、ロスに来て感じることは、少しずつながらも景気の回復と、そして映画界の動きです! そこで面白いのは、日本に対しての興味は以前からもありましたが、それがより強くなっていると感じられるところです。やはり東京の風景などは、実際に東京を訪れたことがなければ、とても変わっていて面白いと感じるのでしょう。日本人がそれにまだ気がついていないだけなのかも知れません。

“Wake up, Japan!”のテーマのもとで感じるのは、もっと目を開いて、視野を広くし、日本が持っているものをもっとよく見られるように、そしてもっと面白いことにチャレンジするために、40年ほど前から行っている運動を再び強化するべきだということです。それは「英語」です。

先日ある方から聞いた話しですが、ある統計で、世界で198カ国ある中で、日本の英語能力のランキングは幾つだと思いますか?アジアの23カ国中のランキングは?
びっくりすると思いますが、198カ国の中で日本は180位! またアジアでは20位だそうです!

あまり能力がなくても、英語ができるというだけで上手くやっている人もこちらではよく見かけます。せっかくの能力、才能がもっと大きく開けるのに、英語ができないということで閉ざされるのは非常にもったいないと思うのです。
昔、映画「カラテキッド」のプロデューサーが、先生の役を演じる俳優を探していたとき、ある日本のトップの俳優にロスまで来てもらって話をしたそうです。付き人が大勢ついて来て、毎回何を質問しても彼本人が答えないので、おかしいと思い、彼一人にして会話してみたら、結局わかったのは、彼は英語が出来ないということ―-―それで、確かに彼はその役に合っていたけれど、言語の問題でアウトになったそうです。そして、最終的にはもともとコメディアンだった、パット森田をオーディションし、彼がその役を獲得したのです(彼はそれでオスカーのノミネートまでいきました)。それはもったいない話ですよね!
別にアメリカでやらなくてもいいよ、という役者さんも当然いると思いますが、恥をかくのがイヤだという理由だけだとしたらもったいないですよね。アジア23カ国の中で21位というのは、もしかしたら、日本人は間違いをするのはよくないとか恥をかくのがイヤだからとか思っているからではないでしょうか。中国、ベトナムなどでは、下手でも平気で話します。まさに恥をかくことは問題にしていないのです。

だから、英語のことだけでなくても、自分が追いかけていきたいものに関しては、もっと恥を捨てて(だって自分の夢ですもの!)、動いていいのではないでしょうか? 目的が強ければ強いほど、エネルギーを呼び寄せるはずです! 丁度今日もある22歳の日本人の女の子と会ったのですが、自分の夢に向かっている彼女の姿には強いエネルギーを感じました。
そこで一つ、勢いのある俳優の為に面白いアイディアがあります!次のブログで!
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2010年04月02日

新年度!

4月2日です!日本では新しい年のはじまりですね。
ここで丁度いい機会だと思いますが、これからより頻繁にブログを書いていくつもりです。テーマは wake up, Japan!

視野を広げたり、積極的に行動をしていったり、うそはうそだと認めたり、自分より不幸な人がこの世の中に何万人いると気がついたり、不正に対して立ち向かえる勇気と力持ったり、目の前にいる子供を見つめて会話できたり、それが将来につながっていくと知ったり、日本人って本当に素敵なんだと言えるように、一歩づつ歩いて大きな目覚めをできるようにしたいと思います。コメントなどありましたら、是非ムーブメントにして、let’s wake up!
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2010年03月17日

SPIRIT AWARDS ROUNDTABLE

いまロスにいます。
早速、independent film awardsの前の、監督のインタビューに参加しました。
大変面白いディスカッションが行なわれていました。当然だと思いますが、やはり脚本に息を吹き込む為にはパーソナルでなければ書けないという話もあり、映画作り全体の話がありました。そこで一番はっきり出ていたポイントは、やはり、アメリカでは映画作りが大変難しくなっていると言う事でした。ここで取り上げられた3本の映画は、いずれも資金はドイツ、フランスなど、アメリカからではなかったということです。さらにケータイなどでも映画が観られるようになっていくことによって、本当にどうしようと、 ユーモアも混じえて話していました。
こういう会では、終わってから監督などと話もできます。Micheal Hoffman とも話しましたが、Tokyo Film Festivalの第一回目の時に初めて日本に行って、大変面白かったと言っていました。

*SPIRIT AWARDS ROUNDTABLEとは、今年のSpirit Awardにノミネートされた作品の監督たちが、それぞれの作品の内容やチャレンジしたこと、自らのビジョンやアートに対していかに真実を追究したかなどを語る場です。

Panelists
Cherien Dabis (writer/director, Amreeka)
James Gray (director, Two Lovers)
Michael Hoffman (writer/director, The Last Station)

Moderated by Michael Cieply
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2010年03月12日

The WINDS of GOD

1991年頃に今井雅之さんから紹介されましたが、当時は「リーインカーネーション」というタイトルでした。すぐに、これは映画に出来たらと思いました。それから大分手直しをして、タイトルも変えましたが、映画にするにはまだ時間がかかると思ったので、この作品をとにかく早く世に出さなければ思い、そこからこの芝居の長い旅が始まったのです。特攻隊の話でしたが、ぜひアメリカにそれまで誤解していたことを分かってほしいと思い、まずロスで公演をやりました。それも英語で! 今から思うと、ほとんど英語ができなかった役者達がよくも英語でリアルに演技をしたと思います。それがENGLISH THROUGH DRAMAのマジックだと思います(英語を習うのなら、MLS!)。 それからNEW YORKにも招待され、ACTORS’STUDIOでは歴史的な公演を行い、その後国連に招待され、オーストラリア、ニュージーランドでもツアーを行いました。そして今、アップスでは学校公演を長年に渡り行っています。中学生、高校生で芝居を初めて観る人たちもいるので、本当に心のこもった良い芝居作りを見て、芝居というものの良さを少しでも感じてほしいと思っています。演じる役者さん達にとっては大変な作品ですが、本当に意義があると思います。
役者側からみると、どの役もやりたいと思えるような芝居で、平和と、生きることと、愛することのメッセージが見事に表現されている芝居です。役者の登竜門になりそうな芝居です。もう20年も付き合っていますが、やがては日本でクラシックの芝居になるのではないかと思います。
先週、2010年6月からの公演に向かって新メンバーのオーディションがあり、また面白いメンバーが揃いました。前回までのすばらしい役者さんたち、熱血演出でWINDSを一番愛してくれている渡邊聡さんには深く感謝するとともに、新しいメンバーを見守ってほしいと思っています。そして、オリジナルメンバーのキンタ役が今回、演出をしてくれます(渡邊君も演出補として引き続き参加してくれます)。今度はどういうWINDSになるのかな・・・
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2010年02月26日

シアタースポーツ(即興)の天才派、キース・ジョンストン

演技には、思い切って飛び込める姿勢と行動力が大変重要です。考えすぎたり、ビビったりしていると、その瞬間を逃すことになるのです。日本の教育では、間違いをおかすことは恥ずかしい、ということになっています。それも行動の障害になるわけです。相手に協力することと積極的に行動することは、役者にも日本の教育にも必要なことだと思います。私はかなり以前からそう思っていたのですが、その2つを開発できる、ある楽しい方法が見つかりました。それが12年前、『シアタースポーツ』を日本に紹介したきっかけです。天才派の教育者、イギリス人のキース・ジョンストンがカナダに渡って開発した、インプロビゼーションの方法論〈即興〉でした。

何回もアメリカやカナダ、オーストラリアから講師を呼んで、訓練の場を作りました。キース氏にも来日して頂きましたし、オーストラリアのリン・ピアーズ氏、デニス氏、レベッカ氏など、その後の2年間はまさに「即興時代」でした。

それから即興はいくつかのグループに引き継がれ、広がっていきました。現在は色々なグループで即興をやっています。その中の一つ、今井純さん主宰の「東京コメディストアジェイ」をはじめ、他のグループもキース氏を日本に招待して、ワークショップをやっています。そして先日、久しぶりにキースさんにお会いしました!

あの時キース氏を日本に呼んで、即興を進めてきたことは本当によかったと改めて思います。今後の皆の活動が楽しみです!
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2010年02月25日

舞台観劇

渋谷亜希さんが出演している舞台に招待して頂いて観に行きました。亜希さんは抜群のフォームでダイナミックな踊りをしていました。力強い演技を今後もなさると信じています。
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2010年02月24日

試写

澤井杏奈さんをNINJA ASSASSINにキャスティングしました。ようやくその映画が完成し、試写を観ましたが、杏奈さんは役をきちんと演じたと思います。彼女の可愛さ、女らしさ、力強さはストリーの中で大変重要なものなので、本当によくそれをこなしたと思います!光っていますよ、杏奈さん!
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2010年02月22日

懐かしいナイト!

先日、ミュージカルの招待を受け、観に行きました。川平慈英さんが主演で、本当によくしゃべり、踊り、芸も披露されていました。彼が大学生の時に、私が演出したミュージカルの主演をしたのが彼との最初の出会いで、その後も何年も一緒に仕事をしましたので、定期的に彼の舞台を観に行くようにしているのです。そしてそこでもう一人、懐かしい方に会いました。ジェイの楽屋に行ったところ、そこになんと、偶然エドはるみさんもいらしていたのです。彼女もジェイの舞台を観に来ていたのです。それから3人で近くのパブに行きました。やはりジェイは永遠の少年だと思います。そしてはるみさんも、あのマラソン、本当に全部走ったそうです。そのために7年間ひたすらマラソンの訓練をしていたそうです。はるみさんも、かつて演技のセミナーで教えていましたので、彼女が本当に努力家であり、絶対あきらめない人だと知っていました。やはり「下積み」があることは力だと思います。継続も力だと思います。はるみさんのブログも是非読んで下さい。二人には今後も是非がんばってほしいです!私達の写真がはるみさんのブログに出ています!
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2010年02月17日

キャスティング

ハリウッドから大きなキャスティングの話が来ました!
まだ公表できませんが、何と日本人が大勢出演することになりそうなので、
楽しみです!
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2009年10月02日

Vietnam HANOI, HALONG, HOCHIMIN (Saigon)

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<「スター発見!」の著者ジェーン・ジェンキンス氏と二人旅でした>


ベトナムの首都ハノイと、ハロン湾、ホーチミン(サイゴン)に行ってきました。ハノイとホーチミンで一番感覚に訴えてきたのは、交通の混雑さでした。
道を渡るのがとにかく死に物狂いなのです。
ガイドが言うには、道を渡るためには、3つの拘束があると。――

1)強くなければ前に進めない。
2)勇敢でなければならない。
3)怖かったら、道を渡るな。

それでも皆巧みに車とバイクを操り、互いにぶつからずに運転しているのにはびっくりしました。

サバイバルの本能が強くなければ、生き抜いてこられなかったこの国の人々。
色々な国に侵略され、その影響は建物や食べ物の習慣等だけではなく、人々の人格にも深く影響していると感じました。
日本は侵略されたことがなく、また国を閉鎖(鎖国)した時期もあったため、国民性として遠慮や気遣いは当たり前で、美徳としてそれがあると思います。押しが弱い分、品の良さがあり、より繊細な感覚の文化であると大変強く思いました。
また共産党の影響で全てがホーチミンを讃えていました。映画を作るのにも「ホーチミンのため」ということが大事になるわけです。また美術館に行っても、ホーチミンを描いた絵がほとんどでした。ただ、美術館も手入れが悪く、こういう状態は(交通面も含め)だれがどのようにして改善していくのかなと思いました。建築中の建物が途中で放ってある所も結構沢山見かけました。全てはやはりお金が足りないため、こうして止まっているのです。

もと植民地だったという雰囲気が目立ち、建物や食べ物などにフランスの影響が強く感じられました。そしてベトナム語はローマ字で書いてあります。 漢字で書かれているのは古くからある所だけでした。イギリスとフランスは植民地を作りましたが、フランスは教育制度というものを植え付けなかったので、教育を紹介した植民地との違いを見ると、教育の重要性が強く感じられます。人が人に与えられるものは「愛」以外は「教育」なのかもしれません。社会、医学、文明の発達のためには一番必要なものなのかもしれません。

1975年にベトナム戦争が終わり、ようやくベトナムに平和が訪れたのですが、その後遺症は今なお続いています。agent orangeという、 ベトナム戦争で化学兵器として使われた枯葉剤のために、今でも障害のある子供が生まれて来ています。ここにも戦争の悲劇を感じます。なぜ人間は戦争を繰り返すのか? 戦争映画まで作って、それでもどうして人間には聞く耳、見る目、後悔する心がないのでしょう?

CuChin Tunnel(クチントンネル)はベトコンがアメリカ兵と戦うため、また逃げたり、隠れたりするために掘った長い地下トンネルです。私もその中に入りましたが、暗いし、狭いし、暑い。でも生き残るためにはこれほどまでにしなければいけなかったのですね。そしてこの中で、7人の赤ちゃんが生まれたそうです。見つからないようにと色々な工夫をしていたそうです。観光客が笑いながら写真を撮っていましたが、この光景を見て、命をかけて戦った人たちはどう思うでしょうか?
美しいハロン湾にも行きましたが、その広大な景色には息をのみました。洞窟もありましたが、それはいずれ世界遺産になるかもしれません。

食べ物は、フォーというお米で出来た麺で、もやしやレモングラス、鶏肉などを入れたものがありましたが、日本のラーメンかうどんのようで、大変美味しかったです。でも「フォー」というか「ファー」というか・・・発音は大変難しいです。
同じアジア人として、ベトナム、カンボジアなども、是非次の旅の計画の際に検討してみてください!



*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy


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2009年04月14日

Ichiroの心理

この間、たまたまテレビを観ていましたら、イチローが取材を受けていました。

イチローはWBC決勝の時に、その瞬間ごとに、自分がどう思ってやっていたのを話したのです。それは役者にとっても、また生き方としても大変参考にできることだと思いました。

まず、自分の打順が来た時に、「今、視聴率は凄いことになっているんだろうな・・・日本中が大騒ぎで、ここで打ったらヒーローだろうな・・・上手くやりたい!この瞬間は自分がいただくんだ」と考えたそうです。しかし、すぐに彼は「余計なことを考えた」と思ったのです。集中しなければいけないのに、余計なことを考えた、と。

( 役者の場合は、「このオーディションに受かったら、売れる。上手くやろう」または「かっこ良く見せたい」などなど)

その時イチローは、そういう風に考えたこと自体は仕方ない、考えてしまったんだからそれは否定しないと思ったそうです。役者も同じように考えていいと思います。それを否定しないで、認めて、それから本当の集中に入る。

その後、一瞬ごとに、彼の頭の中には実況中継のような声が聞こえたそうです。“ダグアウトからイチローが出てきました!”“振りました!”など・・・どこか楽しくなり始めていたとイチローは言っています。“ファール、またファール!”

(役者も、どんなにキツくても演技を楽しむこと)

イチローはやはり必死に打とうとしていたのでしょう、それで三度目の“ファール”の時に、ボールは打てたんだと確認したのです。たまたまファールになっただけだと―――。打てるんだとそこで迷わず信じた。その瞬間イチローは自信を持てたのです。
一瞬で歴史が変わったのです。

彼の中のポジティブシンキングがはっきりと見えます。事実、イチローはその瞬間から頭の中の実況中継が消えたと言っています。

(出来ると信じる。役者だけでなく、人間は出来ると信じることが目標に近づく最大の武器)

打った直後、塁上のイチローはそれまでの彼とはだいぶ違って見えました。そわそわして、帽子をいじったり、ユニフォームをはたいたり・・・。仲間がどんな感情で自分を見ているのを見るのが恥ずかしいような様子で、自分の感情も、その時点では抑えておかなければいけないと思っていたのかもしれません。



*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy


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2009年03月12日

OSCARS 2009〔2009年アカデミー賞〕

去年のオスカー・ナイトも、ロスの友人の家に皆で集ってテレビを何時間も楽しんで観ました。そのグループに、ある日本人の映画監督の方がたまたま参加して、一緒に楽しんで観ていたのです。オスカー授賞式が始まる前に、役者さんたちがレッドカーペットを歩いていく風景がテレビに映し出されました。その時、その監督が「来年、僕があのレッドカーペットを歩けたら」とおっしゃいました。

なんと、まさにその通りになりました! その方は滝田監督だったのです。

去年試写会で『おくりびと』を観せて頂いた時に、これはフィルムフェスティバルで必ず賞をもらえるはずだと滝田監督に言いましたが、その後この映画はモントリオール映画祭でグランプリを受賞しました。そしてまた偶然だったのですが、去年9月、アップスアカデミー10周年記念特別講演で招待しましたマーク・ライデル氏がこの映画祭の審査委員長だったのです。その時ちょうど『おくりびと』のpremiereがあり、来日していたマーク氏が劇場挨拶に駆けつけるという一幕もありました。



これまで 一年おきくらいに、受賞の際のスピーチを役者さんと練習する機会があったのですが、今回は初めて役者でなく、監督のスピーチのお手伝いをしました。3回目こそは獲ってほしいと思っていたところでしたが、本当に受賞なさった時は思わず飛び上がりました! 
そして滝田監督が無事にスピーチを終えた時、さらに飛び上がりました!
役者さんも滝田監督くらい、英語でスピーチできる度胸があるといいなと思います。翌日またお会いした時、オスカー像を持っていらしたのですが、監督は色々な方から祝福されていました。

この数年間で、オスカーの世界が目の前にぐっと近づいてきました。
今まで一緒にお仕事をしたスタッフの方の中でも何人かがオスカーを受賞されています。セットデザインのジョン・マイアー氏、衣装のナイラ・ディキンスン氏、撮影監督のディオン・ビービ氏などです。
ディオンのオスカー像を実際に手に持ちましたが、立派で、重かったです。
毎年この「ショー」はとにかく目一杯楽しめるので、全米で一番観たい、素敵なイベントとなっています。やはり最後まで結果を知らないでいて、本当にフェアな投票で選ばれるということは素晴らしいと思います。今年は特にオスカーショーの内容の組み立て方や、MCのHugh Jackmanなどが大変好評でした。
確かに昨年よりもスムーズで、テンポもよく、本当に楽しく観られるショーでした。
そして何よりも、当たり前かもしれませんが、受賞した人に心から祝福できるというのは気持ちのいいものです。日本では、何となく人の幸せをひがむ傾向があるように思えるのが残念ですが、今回ばかりは、みんなが誇りに思っているはずです!

滝田さん万歳! 
次は監督の国際映画のお手伝いをできる日が来るのを大変楽しみにしています。
今度は日本からどなたが獲ることになるのでしょう?
スピーチを作る時には是非声をかけて下さいね!


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2009年02月24日

From NEW YORK(ニューヨークより)

ECOMOMIC DEPRESSION(経済不況)はあまり感じなかったNEW YORK!

NYに最初に行ったのは5歳の時でした。その次は19歳の時でしたが、今のNYとは大違いでした。麻薬はどこにでもあって、犯罪も多く、本当にNYは怖い、汚い都市でした。ドアには3種類の鍵をかけていたほどです。その後は何回も行っていますが、今回久しぶりに動き回って、NYを肌で感じ、びっくりしました。
NYと恋に落ちたようです。ごっつくて、生き生きとして、ダイナミックな、またクリエーティブな、本当に格好いい都市になったと強く感じました。

40年が経って、以前住んでいたアパートは奇麗に変身はしていましたが、年輪と思い出を感じさせるように、まだしっかりと建っていました。他の地域では、肉屋の工場や洋服屋などがあった所がおしゃれなお店になっていたり、素敵なロフトのアパートになったりしていました。Once upon a time in America のような味がありながら、レストラン、洋服屋などは改造され、古い建物が現代のアートを引き立てるような、楽しい環境になっていました。食べ物も東京が一番だと思っていましたが、今回食事をしたレストランの中には東京を抜いているところもありました! また雰囲気も最高でした!

Sam Mendes が shakespeare の WINTER'S TALE(シェークスピア作「冬物語」)を演出していましたが、それはここ数年に観た芝居の中で一番素晴らしいものでした。演技、照明、セット、その品の良さと繊細さ――
最初から引き込まれて、一寸も私達の興味を逸らさない、見事な演出でした。訓練をしっかり積んだ役者の演技――  一瞬一瞬、生きていて、感情も信じられて、優しさ、楽しさ、ユーモアがあり、最後には本当に泣いて感動できる、驚きの最後の瞬間までパワフルでした。求めるアートの基準を思い出させてくれました。

NYが全体的にどうして以前と違うように感じられ、NYを愛したのかなと考えたのですが、やはり9・11の後、皆の心がひとつになって、少し優しく、少し明るくなったからではないかと思います。以前は自分のことしか考えられないような環境でしたが、あの事件で死と直面して、どこか謙虚になり、生きること、互いに助け合わなければいけないことを経験し、生き方に大きな影響があったと感じます。

そうは言いつつも、地下鉄に乗ると、ああ、やっぱりNYに戻ってきたんだなと感じます。――― 一人の中年の女性が隣の男性に突然怒鳴りだして、“すみませんって一回しか言わないからね。なんだと思っているの・・・you f… bastard!”と大声で言い、言われた男性は情けなくも我慢していました。その反対側ではホームレスが色々な服を詰め込んだ黒い大きなゴミ袋を抱えながら、サンドイッチを食べていました。その一連の座席を占領してしまっている様子でした。そして、若い男性が良い声で “Ladies and Gentlemen,” と言いながら歩き回っていましたが、結局はお金の要求でした。
“Can you spare a penny, a dime…anything you have…I do appreciate it, ladies and gentlemen…” などなど――― 
それでもやはり、本当に安全になりました。

機会がありましたら、変身した、生き生きとしたNYに是非行ってみてください! 
もちろんNYまで行かなくても、東京での毎日の生活をどうしたらもっと勢いよく生きていけるのかを必死に考え、いまあるものを大事に、またゼロからクリエーティブに何かを生み出せるように、考えていきたいですね。


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2009年01月09日

The Ramen Girl 舞台挨拶

テアトル新宿にて『ラーメンガール』初日舞台挨拶を開催します。

1月17日(土)14:10の回上映前
奈良橋陽子、西田敏行さんが来場予定です。

11:50/14:10/16:30/18:50〜20:50
テアトル新宿
東京都新宿区新宿3−14−20 新宿テアトルビルB1
TEL:03-3352-1846


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2008年12月14日

夢をかなえるゾウ

We舞台『夢をかなえるゾウ』がもう間もなく幕をあけます!
http://transform.jp.msn.com/webtai/stage/tokyo/01.htm
今回の舞台は大変大きなステージなので、目一杯この空間を使って、多くの方にこの作品のテーマがしっかりと届くようにつくらなければ、と思いました。

普通に舞台化するだけではやはり小さいスケールのままで終わると思いまして、ストーリーはきちんとありながらも、ストーリーのポイントを拡大するためにパフォーマンスやショーを展開していくかたちにしました。ミュージカルでもなく、パフォーマンスでもなく、新しい芝居の形になりました。

それに、演出の際はいつもこだわる音楽と映像を組み合わせて、ドラマショーの『夢をかなえるゾウ』になりました。
そしてこのショーのエネルギーは、これから将来を築いていく今の子供たち、今後この地球で生きていく子供たちへの思いから湧き出ています。
それは今回の舞台の参加者全員の思いだと思います。

今のこの暗い時代に、希望となりそして自分に誠実に行動できるちからとなることを願います。2008年のクリスマスに、素敵な出演者とスタッフからの心からの贈り物です! 是非是非多くの方に観て頂けたらと願っています!

そして恩師である演出家のディックさんへ。天国で見守って下さってありがとうございます! 
 
Yoko


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2008年11月11日

2008年度UPSアカデミー卒業公演のお知らせ

卒業公演の模様はこちらです(2009年1月アップ)
http://www.upsnews.co.jp/academy/event/sotsuko2008.html


T3コース 第9期・10期生による卒業公演を下記日程にて行います。
皆様ぜひお越し下さい。

「DOG DAY AFTERNOON」 演出:奈良橋 陽子

日時:11/28(金) 19時/ 29(土) 14時・19時/ 30(日) 13時・17時
会場:新宿SPACE107
東京都新宿区西新宿1-8-5 アルファ107ビル B2F
チケット:前売・当日共¥2000(日時指定・全席自由)

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お問合せ・チケットご予約:UPSアカデミー事務局(03-5355-6660)


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2008年09月28日

マーク・ライデル氏による講演

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私はロスアンジェルスを訪れるたびにアクターズ・スタジオに行って俳優のセッションと、脚本家、演出家のセッションの両方を見学するようにしています。
演じられているシーンをみて「俳優がいかに自分の技術を改善できるか」をじっくり考えることの出来る計り知れないほど貴重な時間を過ごすことのできる場所です。
マーク・ライデルはマーティン・ランドーと交代してセッションの司会をしています。経験いかんにかかわらず、有名であろうとなかろうと、コマーシャリズムから無縁な、創造的で安全な環境の中で、自分の技術を鍛えることのできる素晴らしいシステムを、長い間、継続的に保っているアクターズ・スタジオに対して尊敬の念を私はいだいてきました。いままで長い間度々このような素晴らしい場所が日本にもあったらばなと思っていました。

ここ15年にわたり毎年招聘してきたヘディー・ソンタッグから2〜3年前に、マークを日本に呼ぶことを勧められました。
彼が映画を監督していたため、ここ数年はスケジュールが合わなかったのですが、とうとう今年、UPSアカデミーの10周年記念の事業の一つとしてマーク・ライデル氏を日本にお呼びできる光栄に浴しました。

UPSの卒業生、講師と同時に2年生によるシーンのセッションのいくつかを、マークに見てもらうことができました。彼は、生徒一人一人に自分の舞台上の立場が何であるかを見つけ出させることに時間をさき、自分自身の中にある真理を追究することに手助けしてくれました。 

一見簡単に聞こえますが、本当に演じると言う事は想像上の状況では容易ではありません。しかしながらマークと話していくと、俳優達は、自分自身の内面に触れることができ、演じる役がどのように感じているかを本当に自分のものにすることができ、マークが意味する事を理解していくことがよくわかりました。たいていの場合、俳優達は役についてわかっているように思っていますが、概念と個人的な自分自身の内面とを充分に結合できないのです。

セッションはすべての生徒達、シーンを実際に演じた者だけではなく、シーンを見て彼の寸評を聞いた者にとっても、感動と刺激の源でした。彼が見てくれたシーンのいくつかから青山学院での講演でみせるシーンを選びました。

マークは好印象を持った数シーンの中から二つを選びました。彼はそのシーンを演じた俳優達の演技に力強さと真実を感じたのです。そのひとつは日本のオリジナルの芝居で、事実日本語で演じていたにもかかわらず、彼は十分に理解できたものでした。もちろんマークには翻訳を渡したのですが、シーンのエッセンスや二人の人物の間にある矛盾も理解できたようです。

もうひとつのシーンはテネシー・ウイリアムスの「地獄のオルフィス」で、UPSアカデミーの講師の一人と卒業生の一人が演じました。彼らは二人とも演じるために克服したいと思っていた自分自身の中にある障害物をかかえていました。彼らの間にある性的緊張状態は深刻で、孤独と絶望的な欲求に触れる勇気を持たねばならなかったのです。それが、レクチャーを見ていた800人を超える人たちの前で演じたとき、彼らは飛び越えたのです。それは俳優が一度やる気を出し、演技をとことん追求しよう言う強い心を持てば、成し遂げることができた一つの素晴らしい例でした。

マークの東京滞在最後の日に1000人近くの聴衆を集め、講演が開かれました。
講演の第一部はマークの出演した映画や監督製作にあたった映画のシーンについての話しが含まれていました。またアクターズ・スタジオについても話してくださいました。
第二部は実際に演じたシーンをみて彼がコメントしてくださいました。彼がコメントできる時間が、充分でなかったのが残念でしたが、活発な質疑応答の時間が持てました。

マークは、演技、又演技することへの姿勢について、情熱的に語り、俳優達を鼓舞してくれました。
最後に、彼は言いました。「どうしても必要でなければ、演ずるな」。
と言うのは、俳優というものは何回も拒絶に直面するつらいものなのだからと。それと同時に、夢にむかって一生懸命な者に対して激励してくださり、私も確かに改めて元気づけられました。

マークの演技に対する考えを我々に伝えてくださるにあたり、見せてくださった誠実さ、正直さ、率直さ、そして情熱には感謝しても感謝しきれません。

彼の計り知れなく貴重な教え、激励がもとになり、アクターズ・スタジオの精神を設立するという夢がここ日本でも住処(すみか)を見つける事が出来るよう願ってやみません。

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Lecture by Mark Rydell, Director, Producer, Actor

Every time I visit LA, I would go to the Actors’ Studio and see the actors’ sessions as well as the writers’ and directors’ session. It is an invaluable time for me as I can watch scenes and contemplate on how the actor can improve his /her craft. Mark Rydell would take turns to moderate the sessions along with Martin Landau. I have always had the greatest respect for the Actors’ Studio as they have continued for so long, with a wonderful system where actors – no matter how experienced or famous, can work on their craft in an environment which is creative, safe and free from any commercialism. I have so often and for a long time wished that we could have such a place in Japan.
A few years ago, Hedy Sontag whom we have invited every year for over 15 years had suggested that I ask Mark to Japan. Our schedules didn’t coincide for a couple of years as he had a film to direct, but finally this year, on our 10th anniversary of the UPS ACADEMY, we had the great pleasure of being able to invite Mark Rydell to Japan.
He was able to see several sessions of scenes done by the second year students as well as several graduates and instructors of the academy. He would talk to each student in length to find out what their situation was and would help them work more towards the truth in themselves. As simple as it sounds – to REALLY do under imaginary circumstances, is not easy. However we could see actors who, when talking to Mark, were able to reach inside themselves to REALLY feel what the role was feeling and realize that was what he meant. Most often actors THINK they know what the role is about but do not connect fully with the idea and their personal, inner self.
The sessions were a source of inspiration to all the students, not only those who did the scene but for all those who observed the scenes and his commentary. From the scenes he saw, we talked of which we could show at the final lecture.
He was impressed by several scenes but chose two out of several. he felt the actors were powerful and truthful in their acting. One scene was from an original Japanese play which he understood very well despite the fact that it was in Japanese. We of course gave Mark the translation but still he could get to the essence of the scene and the conflict between the two characters. The other scene from Orpheus Descending by Tennessee Williams was acted out by an instructor of Ups Academy and a graduate . They both had an inner obstacle they wanted to overcome in order to act. The sexual tension between them would be intense and they would need to have the courage to get in touch with the loneliness and their desperate need. They made the leap when they performed in front of over 800 people watching the lecture. It was a beautiful example of what an actor can accomplish once he has the dedication and committement to pursue his art.
We held his lecture on the last day of his stay for an audience of near 1000 people. Part one of the lecture involved scenes from Mark’s films as well as one in which he appeared. He also talked about the Actors’ Studio. Part two involved showing the scenes and his commentary. We wish we had more time for him to comment but had a very interactive question and answer period.
He inspired the actors in the fact that he himself was so passionate in talking about acting and what it takes to act. Ultimately he mentioned that if you don’t need it, don’t act – it is just too hard as actors need to face rejection many times. At the same time, all those who are working towards their dream were encouraged and I’m sure reenergized.
I cannot thank Mark enough for his earnestness, his honesty, his integrity and passion in relaying his thoughts on acting.
With Mark’s invaluable contribution and encouragement, I do hope that the dream of establishing the spirit of the Actors’ Studio can find a home here in Japan as well.

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*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2008年08月21日

UPSアカデミー10周年記念特別講演開催

「アクターズ・スタジオ公開授業」開催決定!

ジェームズ・ディーン、ロバート・デ・ニーロを輩出した
アクターズ・スタジオ芸術監督のマーク・ライデル氏を迎え、
奈良橋陽子と UPSアカデミー10周年記念スペシャル講演を行います。

9月27日(土)開場 15:30 開演 16:00 青山学院講堂にて
料金は前売り当日共に 一般2,000円、学生1,50円
チケットご予約・お問い合わせは 03-5355-6660「チケット係」まで!
メールでのご予約は「お名前・ご連絡先電話番号・メールアドレス・枚数」
を明記の上、info@upsnews.co.jp まで。

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チラシのダウンロードはこちらから
http://www.upsnews.co.jp/pdf/10thAnniversary.pdf

皆様のご来場を心よりお待ちしております!


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2008年04月18日

DEFENDING THE CAVEMAN 一般公演

本日より奈良橋陽子監修「ケイブマン」の一般公演が始まります。
まずは下北沢にある北沢タウンホールで今日から3日間!

男と女の違いをコミカルに、そしてとっても分かりやすく教えてくれる
R-18に指定されてもおかしくない!?大人のための一人芝居。
この機会にぜひご覧下さい!

「DEFENDING THE CAVEMAN」
主演:渡 猛(わたり たけし)

4月18日(金)
開場時間:18:00
開演時間:19:00

4月19日(土)
開場時間:18:00
開演時間:19:00

4月20日(日)
開場時間:16:00
開演時間:17:00

チケット価格:3000 円
会場:北沢タウンホール
住所:東京都世田谷区北沢2-8-18
http://www.kitazawatownhall.jp/
http://caveman.jp/news/detail/8


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