2008年02月28日

LAにて # 3

アカデミー賞授賞式を観て

2月24日、第80回アカデミー賞授賞式をテレビで観ました。昨夜、スピリット・アワードの授賞式で見かけた俳優も何人か出席していましたが、こちらはもう徹底的にドレスアップして登場、さすがは一年で最も大きな映画のイベントです。6,000人の会員の投票によりノミネート作品の中から選ばれるのですが、この授賞式が開かれる夜まで、結果は誰にもわかりません。

ここLAでは、私のアメリカ人の友人のほとんどがそうですが、家のテレビで授賞式を観ながら、ミニ・オスカー・パーティを開きます。ショーを観ながらお互いに色々なことを言い合うという、おかしな風習なのです。衣装のこと、俳優・女優のこと、彼らの関係について、ステージに登場する人々と自分との関係、果ては批判(ただし、無責任でおかしな内容の)まで飛び出します。
面白いのは、実際にはみんな自分がそのステージに上がってオスカーを手にしたいと密かに思っているけれども、その遠い夢に一番近づけるのが、テレビの前で観るということなのです。
それにしても、テレビ中継は午後4時頃より、スターたちがレッドカーペットを歩き、インタビューを受ける様子から始まるのですが、その後授賞式が終了する夜の9時頃まで続くのです。とにかく楽しめるショーです。
それも、毎年違うのです。

今年は、『ONCE ダブリンの街角で』のように、非常に低予算で、2台のハンディカムで撮影した映画が歌曲賞を受賞するといった、最近のインデペンデント映画ブームを反映した動きがあったように思います。脚本賞には、ディアブロ・コディ の処女作で、自然体で元気の出る作品『JUNO/ジュノ』が選ばれました。まさに「アメリカン・ドリーム」を後押しするようなかたちです。
――つまり、誰にでもチャンスはある、ということです。

この結果が、自分もやってみようと本気で思っている人たちの励みになればと思います。


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

LAにて # 2

フィルム・インデペンデント主催のワークショップで、ふたりの女性ライターに会いました。
「ブロークバック・マウンテン」の脚本を手がけたダイアナ・オサナ氏と、
「テルマ&ルイーズ」のカーリー・クーリ氏。
クーリ氏はこの作品がスクリーンデビュー作です。
ふたりともアカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞しています。

アメリカでは、 映画の脚本についてのいわゆる「ハウツー本」がたくさん
出ていますが、 ふたりはそんな本を読むより、大事なことは、ストーリーには
必ず始まりと、中間と、終わりがあり、また各々のシーンにも同じように始まりと、中間と、終わりがなければならない、ということを覚えておけばいい、と言っていました。

何より素晴らしかったのは、このふたりが、私がこれまで信じてきたことを確信させてくれたことです―――「いいストーリーがそこになければならない」、ということを。ダイアナ氏は映画化までに8年を費やしましたが、それは周りが皆「ただのゲイのカウボーイの話」としか見ていなかったからです。しかし彼女は自分の本を信じ、決して諦めませんでした。ここで大切なのは、本当にいいストーリーがあり、最後までやり通せば、成功するチャンスはいくらでもある、ということです。
二流のつまらない映画を何本も作るのなら、自分のトレードマークになるような作品1本に全神経を傾けて制作したほうがずっといいということです。

ダイアナ氏は、同映画に出演した俳優ヒース・レジャーの素敵なエピソードを語ってくれました。
彼女が撮影現場を訪れた時、彼はいいアイデアを思いついたと言ってとても興奮していたそうです。そして、自分のやるシーンを見ていてほしいと彼女に言ったそうです。そのシーンに彼は全てを捧げていました。彼はそういう役者であり、大いに映画に貢献したのです。

このふたりのライターの作品を、これから先もっと目にすることになると私は思っています。


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2008年02月27日

LAにて

今回のロス滞在中に、とても強く感じたことがあります。
それは、個性的でオリジナルのインデペンデント系映画が、芸術的にも金銭的にもかなりブームになってきたということです。なぜなら、非常に低予算で作られた映画の中には、興行的に大成功を収めるものも数あるからです。
私はそのようなトレンドを意識した、とても人気の高いイベントにも参加しました。実際、インデペンデント映画はいま、商業的なものになりつつあるのです。

「フィルム・インデペンデント・スピリット・アワード」
今から22年前に始まったもので、オープン・エンロールメント方式、つまり、
メンバーシップ料を払えば誰でも参加できるというもの。
非営利目的で、多様性と革新性、独自性をもったヴィジョンのあるインデペンデントの映画とアーティストを支援する組織。
こういった授賞式のほか、ワークショップも数多く開催しています。

私が今回出席したのは、2月23日にサンタ・モニカの海岸の目の前にある素敵な
ホテルで開催された「フィルム・インデペンデント・スピリット・アワード」の授賞式でした。
これは毎年、アカデミー賞授賞式直前に開催されているものです。
ゴールデングローブ賞やアカデミー賞と違うのは、とてもカジュアルだということ。「レッドカーペット」もありますが、こちらの方は実は「ブルーカーペット」なんです! 
この賞のテーマは「グリーン」、近年非常に関心の高まっているエコ運動に連動したものでしたが、ゴールデングローブ賞の授賞式同様、人々はテーブルにつきディナーの後でショーを観る、という形式をとっています。

集ったスターは、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、
フィリップ・シーモア・ホフマン他そうそうたる顔ぶれでしたが、ほとんどが
カジュアルな服装で出席していました。ここでの受賞者がそのままオスカーを
手にする場合も少なくありません。
その一方、アカデミー賞では取り上げられなかったけれども、非常によくできた映画で、この「スピリット・アワード」で認められ世に出る作品もあるわけです。


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy

2006年11月23日

The Ever Changing Schedule

When you first start a film, you have a preproduction period where you prepare for the production hire the crew, make the production designs, start the construction, in some cases, the storyboard which means rough pictures of what the director intends to shoot, location hunting, etc. Once you get the basic outline of the film, then you work on the shooting schedule. How many days a week? How many hours a day? It is like a puzzle which you have to line up, considering many aspects of filming the availability of location sites, studio, the weather, the actors’ schedule, the directors’ artistic choices, etc.

In Japan, especially with smaller films, in order to save money, the schedule is pretty frenetic and everyone works long hours to finish the film in a very short time. However the usual length of a film varies from a month to 2 months. Ramen Girl took a full month and a half, with a 6 day shooting schedule. With major films like The Last Samurai, Memoirs of a Geisha, Blood Diamond (which will be released Dec. 15, 2006 in the U.S.) it took about half a year with a 5 day shooting week. Babel, as it was filmed in several places around the world took longer.

However this shooting schedule is the one that will constantly change in a way as there are so many variable elements . Here let me add that in the U.S. it is common for the actor’s schedule to be almost exclusive to the film with a clause saying that they would continue till the end of the shoot (not necessary giving an ending date). In Japan, most actors who are constantly working usually are busy and are booked well in advance. This is something that the American producers do not realize and unless they make such a contract or take them away from Japan completely, it would be difficult for them to work exclusively for the film.

Also though there are cover scenes which means that these are ones that can be done if it happens to rain. Also if the filming does not progress well enough, then the schedule again changes. Sometimes the location doesn’t work out sometimes outside location is cancelled when there are people who want to prevent the shoot intervene to stop the shoot you probably know who I mean .

In other words, every day presents a new set of problems and it seems that there is never a day which doesn’t present itself with new problems and conditions―all which need to be solved in order to continue so that filmmaking can be very intense, every film with different problems to solve.

So for those who like working from 9 to 5 and routine, filmmaking is not suitable! I love filmmakers in the fact that they are so flexible and can take surprises in stride but then life is like that isn’t it!


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy
posted by yoko at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする