2008年02月28日

LAにて # 2

フィルム・インデペンデント主催のワークショップで、ふたりの女性ライターに会いました。
「ブロークバック・マウンテン」の脚本を手がけたダイアナ・オサナ氏と、
「テルマ&ルイーズ」のカーリー・クーリ氏。
クーリ氏はこの作品がスクリーンデビュー作です。
ふたりともアカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞しています。

アメリカでは、 映画の脚本についてのいわゆる「ハウツー本」がたくさん
出ていますが、 ふたりはそんな本を読むより、大事なことは、ストーリーには
必ず始まりと、中間と、終わりがあり、また各々のシーンにも同じように始まりと、中間と、終わりがなければならない、ということを覚えておけばいい、と言っていました。

何より素晴らしかったのは、このふたりが、私がこれまで信じてきたことを確信させてくれたことです―――「いいストーリーがそこになければならない」、ということを。ダイアナ氏は映画化までに8年を費やしましたが、それは周りが皆「ただのゲイのカウボーイの話」としか見ていなかったからです。しかし彼女は自分の本を信じ、決して諦めませんでした。ここで大切なのは、本当にいいストーリーがあり、最後までやり通せば、成功するチャンスはいくらでもある、ということです。
二流のつまらない映画を何本も作るのなら、自分のトレードマークになるような作品1本に全神経を傾けて制作したほうがずっといいということです。

ダイアナ氏は、同映画に出演した俳優ヒース・レジャーの素敵なエピソードを語ってくれました。
彼女が撮影現場を訪れた時、彼はいいアイデアを思いついたと言ってとても興奮していたそうです。そして、自分のやるシーンを見ていてほしいと彼女に言ったそうです。そのシーンに彼は全てを捧げていました。彼はそういう役者であり、大いに映画に貢献したのです。

このふたりのライターの作品を、これから先もっと目にすることになると私は思っています。


*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy
posted by Yoko Narahashi at 12:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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