2009年04月14日

Ichiroの心理

この間、たまたまテレビを観ていましたら、イチローが取材を受けていました。

イチローはWBC決勝の時に、その瞬間ごとに、自分がどう思ってやっていたのを話したのです。それは役者にとっても、また生き方としても大変参考にできることだと思いました。

まず、自分の打順が来た時に、「今、視聴率は凄いことになっているんだろうな・・・日本中が大騒ぎで、ここで打ったらヒーローだろうな・・・上手くやりたい!この瞬間は自分がいただくんだ」と考えたそうです。しかし、すぐに彼は「余計なことを考えた」と思ったのです。集中しなければいけないのに、余計なことを考えた、と。

( 役者の場合は、「このオーディションに受かったら、売れる。上手くやろう」または「かっこ良く見せたい」などなど)

その時イチローは、そういう風に考えたこと自体は仕方ない、考えてしまったんだからそれは否定しないと思ったそうです。役者も同じように考えていいと思います。それを否定しないで、認めて、それから本当の集中に入る。

その後、一瞬ごとに、彼の頭の中には実況中継のような声が聞こえたそうです。“ダグアウトからイチローが出てきました!”“振りました!”など・・・どこか楽しくなり始めていたとイチローは言っています。“ファール、またファール!”

(役者も、どんなにキツくても演技を楽しむこと)

イチローはやはり必死に打とうとしていたのでしょう、それで三度目の“ファール”の時に、ボールは打てたんだと確認したのです。たまたまファールになっただけだと―――。打てるんだとそこで迷わず信じた。その瞬間イチローは自信を持てたのです。
一瞬で歴史が変わったのです。

彼の中のポジティブシンキングがはっきりと見えます。事実、イチローはその瞬間から頭の中の実況中継が消えたと言っています。

(出来ると信じる。役者だけでなく、人間は出来ると信じることが目標に近づく最大の武器)

打った直後、塁上のイチローはそれまでの彼とはだいぶ違って見えました。そわそわして、帽子をいじったり、ユニフォームをはたいたり・・・。仲間がどんな感情で自分を見ているのを見るのが恥ずかしいような様子で、自分の感情も、その時点では抑えておかなければいけないと思っていたのかもしれません。



*オーディション・キャスティング・演技指導のUPS Academy


posted by Yoko Narahashi at 14:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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